香水を選ぶ時、たくさんのブランドや種類の中から
「自分にぴったりの香り」を見つけるのは少し難しく感じるかもしれません。
けれど、香り選びにはちょっとしたコツがあるんです。
基本を知るだけで、毎日の気分やお天気、シーン、ファッションに合わせて
香水をもっと楽しめるようになります。
この記事では香水の基本から自分に合った香りの見つけ方、選び方のポイントを
丁寧に解説していきます。
昔は使っていたけど、年齢を重ねて自分に合った香水を選ぶのが難しい
近くにお店がないので試せない
若づくりに見えないか心配
などなど、香水選びの不安や疑問を解決し、香水を纏う毎日が1日でも早くスタートできるよう
お手伝いしていきます。

選び方のポイント
一番大切にしていただきたい点はまず、
『心が喜ぶかどうか』
一生に1つだけの逸品を見つけるというよりは
人生の中でその香りと出会った瞬間どう感じたかということを大切にしてください。
香りは月日を重ねていくと好みが変わったり、
欲する香りが変わるもの。
(欲する香りが変わっていくというのは、例えばモテる香りが欲しい時期があり、
癒される香りが欲しい時期があり、モチベーションを持ち上げる香りが欲しい時期があり…
というようなかたちです)
いい香りだけど、職場につけていけるかな?
周りにどう感じられるかな?
強くないかな?
似合っているかな?
など不安や疑問が浮かぶこともあるかと思いますが、
まずは自分の肌で確かめてみてください。
その香りと出会ったのがお店なら
お店の方に
「肌にのせてみてもいいですか?」
と遠慮せずに是非伝えてください。
この「心が喜ぶ」をふまえた上で
以下の点も選ぶポイントに加えるとさらゴールが鮮明になってきます。
✅ なりたい印象で選ぶ
✅ なりたい気持ちで選ぶ(気持ちを高めてくれる、癒してくれる、など)
✅ シーンで選ぶ
✅ ブランドのバックグラウンドや香水のストーリーで選ぶ
✅ ボトルやパッケージで選ぶ
✅ 一緒に使いたい人と選ぶ
香りを選ぶ目的です
言い換えると香水の基本を知ろう
香りの濃さの違い
香水をつける時「今日はどのくらい香らせたいかな?」と考えたことはありませんか。
香水は香料の割合によって香りの濃度が異なり、拡散性や持続時間が変わります。
さり気なく香るものもあれば、時間と共に深みを増し表情を変えていくものも。
コロン、オードトワレ、オードパルファム、パルファム
と4種類。
この種類をうまく使い分けられると香水を選び纏う愉しみが奥深くなります。
それぞれの特徴についてより詳しく知りたい方こちらの記事も読んでみてください▼
香りのタイプ
香水は【香調・こうちょう】という香りの系統を、
どんな特徴を持つ香りなのかを軸に表したネーミングがあります。
こちらでは香調別に特徴をご説明します
- シトラス
柑橘のエッセンスが瞬発力をもって爽やかに広がる香り - アロマティック
ラベンダーやローズマリーなどハーブ系を軸にしたナチュラルで穏やかな香り - フローラル
バラやジャスミンすずらんなど華やかなお花からグリーンぽさを感じるお花まで
フェミニンさをかんじさせるバリエーションが豊富 - フゼア
清潔感のあるラベンダーやハーブ、クマリンを中心としたかおり - ウッディ
樹木を中心とした安定感や落ち着きをかんじさせる香り。包容力や温かみをかんじさせる - アンバー
華やかさやラグジュアリーな印象の香り。官能性や存在感をかんじる - シプレー
オークモスを中心にベルガモットなどが調和した調香師の確かな腕によって成り立つ
バランス感覚に優れた香り。
ブランドから選んでみる
「有名なブランドが人気のブランドなの?」
有名ブランドというと、ラグジュアリーファッションブランドの香水が
有名ブランドとイコールになりやすいですが
香水に特化したブランドの人気ブランドがありますので
ブランド毎の雰囲気や特徴をまとめます。
ジョーマローン

イギリス発のブランド。
創業者であるジョーマローン氏がリラクゼーションのお店で
顧客へのプレゼントように調合したバスエッセンスが好評だったことが
ブランドのはじまり。
香水は香料そのもののネーミングがついている事が多く
比較的シンプルな香り立ち。
アロマオイルが好きな方やナチュラルな香りがお好きな方に
特にお試しいただきたいブランド。
ジョーマローンでメジャーな香り

ディプティック

パリ発のブランド。
創業者は、画家のデスモンド・ノックス=リット
舞台芸術家のイヴ・クエロン、インテリアデザイナーのクリスチャンヌゴトロ
流行や商業的な成功を追い求めるのではなく創作そのものに真摯に向き合い
唯一無二の世界観を一貫している点にあります。
まるで芸術作品のように一つひとつの香りが生み出され、香水という枠を超えて
物語や情景を表現しているのがディプティックの真骨頂。
店舗が少ないので比較的人と被りにくく
アートのような香りは、日常に変化を持たせたい方や
気持ちをを高めるための香りを探している方に特におすすめです

LE LABO ルラボ

ニューヨーク発のフレグランスメゾン
「LE LABO」はフランス語で「実験室」の意味です。
ルラボは開発者の方が来日した際のセミナーで
ファッションブランドが出している香水とウチの商品は原価も素材のレベルも全く違う
と言い切っていたそうで、プライドを持ったものづくりをしていることが伝わります。
一部店舗ではフレッシュブレンディングという
その場で調合したものを購入できるサービスを行なっています。
緻密に計算された香りがナチュラルに感じられるような
クオリティの高さを感じる香り。
地に足の着いた非日常感を感じたい方や
香水という印象が控えめな方がお好きな方にオススメです

香水選びで失敗しないコツ
目的をはっきり決める
TPO関わらず使える香りが欲しい。
大事な仕事が控えているから自分を高めるための香りが欲しい。
など目的を明確にする事で
ライフスタイルの中で香りを使うという習慣も定着し
香水がより豊かな毎日へと誘ってくれます。
購入前に自分の肌で香りをたしかめる
冒頭で少し触れましたが、
香水は大きなボトルを購入する前に
必ず自分自身の肌で実際につけてみるのが大切です。
それは
香水に入っているアルコールが、体温で温められ、揮発する事で
香りが立つため、その方の体温で香りが変わりますし
感じ方も人それぞれだからです。
あれこれ試しすぎない
香水を探そうと思って何種類も試す事で
嗅覚が疲れ、だんだんと何が良いと感じるかがわからなくなってきます。
サイズ選び
香水は使いはじめたら長くても2年で使い切るのがベスト(ブランドによっては3年)
はじめから大きいサイズを購入して使い切れなかったというのは勿体無く感じます。
どのサイズがどれ位使えるのでしょうか?
スプレーの出る量はブランドによって多少差がありますがだいたい
30mlで5ヶ月〜6ヶ月半
50mlで9ヶ月〜11か月
100mlで1年半〜1年10ヶ月
(1日3プッシュで計算)
自分のお肌で香り確かめていて
毎日同じ香りを使いたい!という方であればコスパ優秀な100mlサイズですが
複数の香りを使い分けたい方や、毎日つけるかわからない方は
もしあるなら、30mlや50mlから試してみるのがオススメです。
目的別にオススメまとめ
万人受けなら
・メゾンマルジェラ レプリカ 【レイジーサンデーモーニング】
・ロエベ 【アイレスティレサ】
・ エルメス 【ナイルの庭】
恋人やパートナーと使いたいなら
恋人やパートナーと使いたいならジェンダーレスの香りを選ぶのも1つですし
ペアリングフレグランスとして発売しているものを選ぶのも1つです。
ジェンダーレスな香りなら
・メゾンマルジェラ レプリカ 【レイジーサンデーモーニング】
・ジョーマローン【 ウッドセージ&シーソルト】
・ ルラボ 【サンタル33】
ペアリングフレグランスなら
・ロエベ【001マン】&【001ウーマン】
・ ペンハリガン 【エンディミオン】&【ルナ】
香水の保管方法・纏い方

保管方法
・ 直射日光の当たらない冷暗所にて保管(冷蔵庫には入れなくてOK)
香水纏い方
主に脈打つところに纏ってください
NGなのは汗のかきやすい箇所です(脇などはNG)
【基本の纏い方】は
・手首
・足首
・腰のあたり
・足首
・膝の裏
スプレーは肌から10センチから20センチほど離してプッシュしてください

まとめ
香水選びは、数多くのブランド、種類があり
選び方も一つでなければ何が正解かもわからない一見すると難しく感じるものですが
✅ 心が喜ぶ香り
✅ 香りを探す目的
こちらの2点を軸にしていただければ圧倒的にスムーズに愉しく選ぶ事ができます。
自分に合っているかわからないという点では
心が喜ぶ香りを纏っている事で
自信のある雰囲気であったり、
常にポジティブな雰囲気であったり
余裕のある雰囲気であったり
と、心に届いた香りがあなたの魅力を一層高めてくれ
結果、香りが自分のものになっていきます。
是非、試しながら心が反応する香りを見つけていってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
万人受けの香りはコチラの記事でかいています


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