LE LABOは限られた店舗展開による希少性と
こだわりを持った上質な香料選びで
奥深く魅了されている方の多いメゾンです。
そんな LE LABO が誕生した2006年
10種の香りが発表されました。
その10種の中の1つ
『フルール ドランジェ27』
について深掘りしていきます。
ちなみにルラボの香水のネーミングは
核となる香料が冠になり、
数字は使用されている香料の数を表しています。
ご紹介する私は
基本データ
発売年:2006年
調香師:フランソワーズ・キャロン
種類:オード・パルファム
サイズ:15ml / 50ml/ 100ml
創作に3年の月日を費やした、ナチュラルで唯一無二なオレンジブロッサムのクリエーション。フレッシュフローラルとレモン調の香りで元々の気高さを際立たせ、太陽を感じさせる瑞々しいベルガモット、プチグレインとレモンにムスクを加えて仕上げました。鮮烈かつデリシャスな曖昧さを兼ね備えた魅惑的なアコードを奏でます。
公式サイトより
主要エッセンス
オレンジブロッサム / プチグレン / ベルガモット / レモン / ムスク
フルール ドランジェ27どんな香り?
香りの印象
スプレーするとまろやかさで包まれた
甘さのある柑橘のフレッシュさを思わせる香りがふんわりと広がります。
5分ほどすると花弁を想起するような凝縮された奥行きのあるフローラルの香りが
ゆっくりと現れます。
優しいけれど、香りの広がりは感じられるとても心地よい距離感の香り立ち。
春から初夏にかけての穏やかな陽気の中
花々や草木をそっと撫でながら遥か遠くの景色に吸い込まれていく風のような
安らぎや、平和な幸福感そんな気持ちに包まれる香り立ちです。
大きく変化はせず爽やかでちょっぴりシャープさもありながらソフトな
フローラルの香りが続いていきます。
持続時間は?
香り立ちは纏(まと)った時から柔らかですが5時間ほど持続し、
つけたところに鼻を近づけて感じられる香りは7時間以上と
デリケートながら持続のある香りです。

口コミまとめ
香りの印象
◉ 清々しく爽やか。嫌味がなく大人っぽさも感じる
◉ うっとりする柑橘系生花の香り
◉ リフレッシュできるわかりやすい爽やかさ
ネガティブな口コミは?
◉ 大好きな香りですが纏いたいのとはちょっと違う
◉ ルラボの中ではちょっとありきたりな気がする
こちらの主要エッセンスである【オレンジブロッサム】
はビターオレンジの木になるお花で
抽出方法の違いで
【ネロリ】(水蒸気蒸留法)
と呼ばれるエッセンスになります。
(ちなみに【オレンジブロッサム】は溶剤抽出法)
ネロリは香水でよく使用されるエッセンスで
こちらのフルール ドランジェも
近い雰囲気のある香りですので
特別な香りや個性を演出する香りを求めている方にはもの足りなさがあるようです。
その分、TPO問わず纏いやすい香りを求めている方や、
身だしなみとして纏いたい方。
さり気なく香らせたい方にはピッタリの香りです。
ネロリ36とどう違う?
前の章で触れましたが
フルールドランジェに使用されている【オレンジブロッサム】は
【ネロリ】と同じビターオレンジの花から抽出される香料です。
抽出方法の違いによって名前と香り立ちが異なっています。
そんな同じお花から抽出されたエッセンスが主役の香り2つは
ルラボによってどんな演出がされどんな表現になっているのか比較しました。
比較表
左右の手首に同じ時間につけて比較しました

ネロリ36は つけた瞬間は爽やかですが15分ほどするとコックリとクリーミーで
甘さが立ってきて落ち着きのあるトーンで持続します。
フルールドランジェ27 は鼻に抜けるようなトーンの高い印象で持続し、
ネロリ36と比べると軽やかさや動きを感じるような香り立ちです。
気軽に使える香りがお好みの方はフルールドランジェ27。
日常に微かなスパイスをもたらしたい方はネロリ36。
がオススメです。
試してみたいけど、近くにお店がなかったり
試しに行く時間がない方はお試しサイズが便利です。
フルールドランジェ纏い方
柔らかな香り立ちですので、
1度に1〜2プッシュほどしてあげるのがおすすめです。
お肌に対してスプレー部分を10センチ〜15センチほど離してプッシュしてあげると
広い面で纏うことができ、体温に馴染んだ香りがふんわりと立ちます。

また、お洋服を着る前に膝の裏や足首に左右1プッシュずつして
さり気なく清潔感を香らせるのも素敵です。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
その他のルラボの香りについても書いていますので
気になった方は見てみてください。



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