香水は
好感度やモテ意識で探される事が多かったアイテムですが、
コロナ禍を得て価値観の変化も生まれ
今ではじぶんの為の香りを探す。という方が多くなっています。
そんな中、香水の製造販売も活況になり、
今まで日本未発売だったブランドが参入したり、
人気の香りをシリーズ化し販路を広げたりと
各ブランド、メゾンから多くの香りが生まれています。
そして廃盤になってしまう香りもあります。
入れ替わりも厳しい中で、
約40年も前に生まれながら
まっったく色褪せず
独自の輝きを放つ香水があります。
それがディプティックの
【ロンブルダンロー】
です。
今回はこちらの香りを深掘りしていきます。
そんなご紹介をする私は
香水基本データ
■発売年■
・オードトワレ:1983年
・オードパルファン:2012年
■調香師:セルジュ・カルギーヌ
■種類■
・オード・トワレ
・オード・パルファン
■サイズ■
・オード・トワレ: 50ml / 100ml
・オード・パルファン : 75ml
L’Ombre dans L’Eau(ロンブルダンロー)は、静謐(せいひつ)な川の流れの夢のような、
しだれ柳の下でのサマーシエスタの物語を描いたロマンチックな一枚の絵です。
カシスの葉のグリーンノート、カシスの蕾が発するフルーティーなほのかに刺激的なアクセント、ローズの力強さ。自然を捉えたスナップショットを感じてください。
公式サイトより
「ロンブルダンロー」とは
フランス語で『水面の影』という意味です。
どんな香り?
ベリー系で甘さの控えめな果実のフルーティーさの中にリーフのグリーンなビターさ。
何ともいえない心地よさが広がります。
心地よさの源は、川のようになめらかに流れていくような感覚を感じながら、
フルーティーさとビターさがこんなにも美しく溶け合えるのかと
新感覚のような旋律。
全身で心地よいと感じる風が肌を撫でたような嬉しさで大きく目が開き
視界が広がるような感覚です。
1分ほどすると香りにクリアな印象が出てきて
ふくよかにスウィートさも含んできます。
奥からは花ビラが薄く白いお花をイメージするフレッシュで
美しいフローラルの雰囲気も感じ
自然でありながらキチンと行き届いている。
ビジネスシーンでは、知的で頼れる存在でありながら、親しみやすさもある。
プライベートでは気取らない自然体の中に意志のある雰囲気です。
シングルノートの為大きな変化は出ずに時間を追うごとに
柔らかく、控えめな香りだちになってゆきます。
オードトワレ、オードパルファムの違い
オード・トワレを右手に、オード・パルファンを左手にスプレーして比べました。
オードトワレの方がスプレーしたてのグリーンな印象が際立ち
瑞々しさの中にビターさが融合してきます。
香りはよりスマートで複雑さは控えめです。
10時間ほどすると完全に香りは残らない状態になり、
オード・パルファンはいつまでも残り香を感じました。
オード・パルファンの方が、
ビターさとフルーティーさの美しいバランスによる
調香師の卓越した技をかんじられるので、
今まで香りをいくつか試した方はぜひオード・パルファンをお試しいただきたいです。
ロンブルダンロー口コミは?
オード・トワレの口コミ
青みのある香りがお好きな方は是非お試しください。とても爽やかで、オフィス使いしをしていた時も好評でした。
トップはかなり青臭いです。私は結構好きですが、確かに好みが分かれそう。生花の爽やかな甘さがその後香ります。
自生したバラやカシスの茂みを踏みしめた時に立ち上ってくるような香り。
もう、大好きすぎます。こちらの香りを纏うと自然と気持ちが和らぎます。
オード・パルファンの口コミ
青葉の香り、甘酸っぱい香りと、私にはローズが紅茶のような感じで、ほんのり感じられました。
最初は青さが残っていますが、青さを感じられる時間は短くて、その後の甘いローズの香りもなんとも言えず。クセになります。
香水沼にハマりきっかけになった香水の一つです。みずみずしい果実と青っぽい葉っぱの香りで、吸い込むと口の中で味がするようです。
オードトワレ、オードパルファン共にスプレーしてたての青さが気になる。
という声が多かったのですが、その後の香りが他にはないような香りで、
世界観に引き込まれている方が多かったです。
発売年が違う事もありますが、先に発売していたオードトワレの口コミがかなり多く、
評価も高い印象です。
試したいけど近くにお店がなかったり
試しに行く時間がない方はお試しサイズが便利です。
\それぞれ約30回プッシュできます/
似ている香りは?
✅ ジョーマローンの【ブラックベリー&ベイ】
ブラックベリー&ベイの方が、よりグリーンのビターさが際立つ印象ですが
全体的な雰囲気が似ています。
ブラックベリー&ベイは違う記事で詳しく書いていますので
気になる方は見てみてください。
ロンブルダンローの香りのキャンドル
DIPTYQUEのキャンドル
【BAIES】(べ)
こちらがロンブルダンローの香りに一番近い香りのキャンドルです。
まとめ
40年以上も前に
最初のオード・トワレが発表されている歴史ある香りですが、
全く時代を感じさせない、
素晴らしい香りです。
1980年代といえば
存在感を印象付けるような
甘さや重さのある香りがトレンドの時代でしたが、
そんな時代にトレンドとは異なる
独自の世界観の香りを発表していた
ディプティックの香り造りへの本気度やこだわりをも感じられる逸品です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
その他のディプティックの香りもご紹介していますので
よろしければ見てみて下さい。
コメント