【BYREDO】は
2006年スェーデン発2011年日本初上陸したブランドで
創業者兼クリエイティブディレクターはベン・ゴーラム氏。
前職がプロのバスケットボール選手という異色の経歴を持ち
インド人の母とカナダ人の父を持つ人物です。
BYREDOは「by redolence」に由来し
「香りが思いを起こす」という意味があります。
日本上陸以来メゾンの象徴的フレグランスであった
【ブランシュ】に
【ジプシーウォーター】
ここ最近ではジプシーウォーターを抜いて
検索数が伸びている(注目されている)香りがあります。
一つは
【バルダフリック】
そしてもう一つは
【モハーヴェゴースト】です。
ジプシーウォーターの検索数を100とすると
【モハーヴェゴースト】はジプシーウォーター対比150%の検索数。
【バルダフリック】は620%の検索数です。
ー2024年5月の数値より計算ー
BYREDOは香りのネーミングに聞きなれないワードもあり
香り立ちを想像するのが難しいユニークなネーミングが多いので
使った方からの評判の広がりによって素敵な香りが発掘されていく印象です。
バルダフリックはトレンドを纏いたい方にもぴったりの香りですが、
流行りの香りとして時代遅れになっていく印象も全くない香りです。
今回はそんな
【バルダフリック】
の香りを深掘りしていきます。
そんなご紹介をする私は
バルダフリック基本データ
発売年:2009年
調香師:ジェローム・エピネット
種類:オード・パルファム
サイズ: 50ml/ 100ml
香調:フローラル
「バルダフリックは、私の最も初期の香りの一つです。
調香していた時、私は記憶を香りに置き換える事に夢中になっていました。
同時に、香りに幻想的な要素を取り入れることができることに自信を持ちました。
私に父は10年ほどアフリカに住み、旅をしていました。
貨物船で旅をし、さまざまな人と出会い...そんな日記を読みながら、誰かの言葉を通してアフリカにたどり着くというファンタジーを感じました。
バルダフリックは、想像の旅であると同時に、
私が考えるアフリカの文化とその影響を表現しています。」美とファンタジーに焦点を当てたバルダフリックは、ベンゴーラムからアフリカへの「ラブレター」です。時代と共に到達されたアフリカの文化と影響力、特に、様々な文化がダンス、アート、音楽、そして想像上のイベントを形作ってきたことを表現し、称えたいと考えました。
公式サイトより
ネーミングの“BAL”はフランス語で「ダンス、踊り」
“BAL D’A FRIQUE”🟰「アフリカの踊り」
どんな香り?
スプレーするとフルーティーで酸味のある爽やかさがひろがり、
一瞬スパイシーさが出た後
プラムやパイナップルのようなエキゾチックなフルーツの滴る果汁のような
フルーティーさが出てきます。
湿度のある、南国のフルーツのイメージです。
5分ほどすると微かにクリーミーさも入ってきて
15分ほどでフルーティーさの周りにはコットンのようなエアリー感があります。
20分ほどで甘さが控えめになって、
その香りがしばらく持続します。
2時間ほどするとフルーティな面は完全に姿を消し
心が落ち着くドライな香りが肌に残ります。
3時間ほど持続します。
バルダフリック口コミは?
バイレードの香水は何種類か持っていますが、初めて香りを嗅いだ時に好みすぎて衝撃を受けたくらい断トツで一番大好きな香りです。甘さの中に酸味?と言いますかなんと言いますか…とにかく癖になる香り。
砂糖菓子のような甘さと石けんのような爽やかさが混じって不思議な香り。
私の好みの中では比較的優しい香り立ちで、付けてすぐでも周りの人にキツイ印象を与えない使いやすい香り。
口コミでは甘い香りと書かれているのを見かけますが、バニラ系グルマン系の甘いとは違う甘さ。
コチラはネガティブな口コミはありませんでした。
今年に入ってXでバズっていたから購入した。という方もいらっしゃいました。
BYREDO店舗
買えるのはココ!
・渋谷パルコ
・新宿伊勢丹
・京都Bal
・名古屋髙島屋
・うめだ阪急
その他お取り扱い店舗では
✅ラフォーレ原宿1階の入り口を入ってすぐのお店(グレイト)や
✅トゥモローランド(札幌・丸の内・渋谷)
✅ロンハーマン(千駄ヶ谷・六本木・玉川・名古屋)
✅エストネーション(ニュウマン横浜・京都バル)
などセレクトショップでのお取り扱いがあります。
纏い方
拡散性がそこまで強くない香り立ちですので、
左右の手首に2プッシュずつしてあげても豊かですが、優しく香ります。
お出かけ前20〜30分に纏ってください。
まずは1プッシュずつから試してみて、
自分の心地良い量をを探ってみるのもいいですね。
また、香りは下から上へ昇っていくので、
お洋服を着る前に腰の辺りや
膝の裏、足首などに纏っても立ち昇る香りが
素敵に香ります。
まとめ
1920年代はパリで万国博覧会が開催され、フランスでは異国の地に憧れをもったり
想いを馳せる気運が高まっていた時代です。
BYREDO以外のブランドからも
その時代の雰囲気を投影した香りが出ていますが、
そちらは亜熱帯の森を思わせるような、湿度のあるウッディで
少しクラシカルさもある香りです。
バルダフリックはベンゴーラム氏が自身の父の日記から
時代を感じ美しさや物語にフォーカスされ創造された香りですが、
その時代と共に現代の美しさや現代に至るまでの物語が
少しの隙もなく調和し、クラシカルすぎもなく、現代すぎず
バランスに優れた素晴らしい表現だな。と感じました。
是非この美のファンタジー体感してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
モハーヴェゴーストについても書いていますので気になった方は
ぜひ見てみてください。
その他の香りはコチラ
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