「バニラの香水は好きだけど、お菓子のような甘すぎる香りは卒業したい」
「深い香りを探しているけど甘さは控えめがいい」
そんな香水愛好家たちが最後に辿り着くのが、
ディプティックの**「オーデュエル(Eau Duelle)」**です。
数あるバニラ香水の中でも、なぜこれほどまでに「洗練されている」と評されるのか。
今回は、2025年に全面開業した注目のスポット**「ニュウマン高輪」**の店舗で実際に香りを試し、
トワレとパルファンの細かな違いまで徹底レビューします。
また、オーデュエルはお店の方に他の香りに重ねて使いやすいとも教えていただきました!

1月下旬に訪れたのでバレンタインの装飾がされていました。
著者について
香水を含む美容業界に20年以上いながら
奥深い香りの世界に魅了され、フレグランスエキスパートの資格を取得。
1000人以上の方に香水選びのカウンセリングを実施してきました。
また、自分自身でもお試しサイズも含め200種類以上の香水を購入し
実際に試した感覚をもとに記事を書いています。
オーデュエル基本情報
| 項目 | 内容 |
| 発売年 | 2010年(オードトワレ)、2013年(オードパルファン) |
| 調香師 | ファブリス・ペルグラン(Fabrice Pellegrin) |
| 香調(ノート) | アンバー |
| 主な香料 | ピンクペッパー、シプリオル、インセンス、、ブルボンバニラ、カラムス |
| 展開サイズ | EDT(トワレ): 50ml / 100ml EDP(パルファン): 75ml |
調香師ファブリスペルグランについて
オーデュエルを手がけた調香師ファブリス・ペルグラン氏は、
ディプティックの「ドソン」や「ヴォリュート」も手掛けた巨匠です。
彼は天然素材の扱い、特にバニラの抽出技術に長けているため、「オーデュエル」のバニラがなぜこれほどまでにリアルで上質なのかというところが納得です。
どんな香り?
【試した日の前提情報】
・1月の晴れた日の15時位
・室内で
・右腕の内側にスプレー部分を15センチほど離して2プッシュ
・体温はだいたいいつも36.5度から36.8度ほど
オードパルファム
スプレーするとスパイシーさとドライな香りがソフトにふわっと広がり
10分ほどするとゆっくりとバニラに印象が顔を見せてきます。
最初はバニラの香水なの?と思うほどソフトでスモーキーなスパイシーさです。
スッキとしたバニラの香りがゆっくりと肌へ溶け込んでいき
ふくよかさを増しながら持続していきます。
その後大きく変化はしませんが、
素肌感を重ねていきながら
私の肌では6時間以上持続しました。
第一印象: 霧がかったスパイスの森
30分後: 落ち着いたアンバーバニラが顔を出す
数時間後: 肌に馴染むような、控えめで上品な甘さ
オードトワレ
スプレーすると秘密のトーンのような印象で篭った印象もあるスパイシーで
少し温かみのあるカラっとした香りが広がります。
10分ほどするとオードトワレより高いトーンの印象があるバニラの香りがゆっくりと顔をみせます。
スッキリとも感じる甘さ
生クリームより、ホイップクリームのような軽やかさのある甘さです。
その後はナチュラルなバニラの香りが肌から少し立って香り4時間ほど持続します。
表で比較・トワレとパルファムの違いは?
【トワレとパルファン、どっちを選ぶ?】
オーデュエルを購入する際、最も悩むのがトワレにするかパルファムにするかではないでしょうか。
お店のから伺ったお話はベースとなる香料は同じという事でしたので
実際に比較して見えた特徴をまとめました。
| 特徴 | オードトワレ (EDT) | オードパルファン (EDP) |
| 香りの印象 | 軽やかでスパイシー。紅茶のニュアンスが強い | 濃厚でまろやか。バニラの深みが強調される |
| おすすめのシーン | オフィスや日中のカジュアルな外出 | 夜のデートや、じっくり香りに浸りたい時 |
| 持続性 | 3〜4時間程度(ふわっと香る) | 6〜7時間程度(しっかり残る) |
オーデュエルどんな人におすすめ?
オーデュエルは、以下のような方にぴったりの香りです。
「甘くないバニラ」を探している方: 砂糖のような甘さではなく、植物としてのバニラの鞘(ポッド)を感じたい方に。
ユニセックスな香りを求める男性: スパイシーさが強いので、男性が纏うと非常に知的でセクシーな印象になります。
香水上級者の「重ね付け」に: ディプティックの他の香り(タムダオなど)とレイヤリングして、自分だけの深みを作るのも通な楽しみ方です。
オーデュエルと比較する「大人のバニラ」4選
バニラ香水といっても、その表情は千差万別です。オーデュエルを基準軸に、スパイス感、クリーミーさ、そして「スイーツに例えたニュアンス」で比較解説します。
1. Diptyque:オーデュエル (Eau Duelle)
「甘くないバニラ」の代表格。
ブラックティーやスパイスが効いた、透明感のあるドライな仕上がりです。
- スイーツ例: 香ばしく焼き上げられたシフォンケーキ。表面の焦げ感と、中の軽やかな甘さの対比。
2. LE LABO:バニーユ 44 (Vanille 44)
スパイスとコクの究極のバランス。
オーデュエル同様のスパイスさを持ちつつ、より密度の高いクリーミーな質感が特徴。限定感も含め、より「深み」を求める人向けです。
- スイーツ例: フワッフワのパンケーキに上質なバニラを添えて。贅沢な厚みを感じる幸福感。
3. TOM FORD:バニラ セックス (Vanilla Sex)
ソフトで無垢な甘さとクリーミーの融合。
バニーユ44に近いクリーミーさを持ちつつ、よりソフトで「肌に馴染む甘さ」が際立ちます。エロティックというよりは、高級感のあるパウダリーな印象です。
- スイーツ例: ワッフルにバニラアイスを添えて。温かい生地と冷たいアイスが溶け合う、王道のデザート。
4. Yves Saint Laurent:リブレ (Libre)
自立した女性の「意志」を感じるバニラ。 ラベンダーとオレンジブロッサムが主体のため、バニラ感は最も控えめ。しかし、ラストに香るバニラが全体に強さと奥行きを与えます。
スイーツ例: バニラにブランデーを垂らして。甘さの中にアルコールのキレと芳醇さが漂う、夜のデザート。
【徹底比較】バニラ香水マトリックス
| 香水名 | バニラ度 | クリーミーさ | 特徴的なニュアンス | スイーツに例えると |
| オーデュエル | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | スパイシー・ドライ・透明感 | シフォンケーキ |
| バニーユ 44 | ★★★★★ | ★★★★★ | スパイシー・濃厚・スモーキー | パンケーキ |
| バニラ セックス | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ソフト・ミルキー・パウダリー | ワッフルアイス |
| リブレ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | フローラル・強気・アロマティック | バニラ×ブランデー |
まとめ
ディプティックのオーデュエルは、単なる「甘い香水」の枠を超えた、物語性を感じる名作です。
是非実際にお肌にのせて、トワレの軽やかさか、パルファンの深みかどちらが欲する香りか
確かめてみてください。
あなたの肌で、その答えが見つかるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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