【ロードネロリ】＝『ネロリの水』
ネーミングからは爽やかな印象を感じますが
纏うと引き込まれる意外性も魅力の香り。
今回はそんな
ロードネロリの香りを深掘りしていきます。
ご紹介する私は
ロードネロリ基本データ
発売年：2008年
調香師：オリヴィエ・ペシュー
種類：オード・トワレ
サイズ：100ml
ドルチェビータ（甘い生活）。L’Eau de Nerolikakko（ロードネロリ）は、白い小さな花へのオマージュです。カラブリア州では、ネロリ収穫の際あたり一面がネロリの香りに包まれます。
公式サイトより
しかし、そう遠くないところから緑の葉をが生い茂り花粉を飛ばす木々からベルガモットも漂ってきます。香りで表現した湧き立つ果樹園。
こちらを手がけた調香師 オリヴィエ・ペシュー氏はディプティックの2大人気
フルールドゥポーや、オルフェオンを手がけた方です。
どんな香り？
スプレーするとスウィートさのある柑橘のフレッシュな香りが丸みを帯びて広がります。
瞬時に穏やかな風を全身で感じたような心地よさを感じさせてくれます。
10分ほどでフルーティーな甘味が増してきて香りがより丸くなっていくのを感じます。
15分ほどするとほんのり妖艶さのある甘さが出てきて、香りに肌馴染みの良い湿度を感じます。
フルーティーな爽やかさと、肌と一体化していく甘さが持続しながら
3時間ほど持続します。
スプレーしたての爽やかな香りと、時間が経過した時の香りの表情の変化があり、
香りの移り変わりをしっかり感じられるのも大きな魅力です。
口コミは？
つけた瞬間、あ！ネロリ！となり、大きく変わることはなく肌に馴染む気がする．．！
個人的には、気持ちが落ち着く香りだと感じます。
仕事で緊張する時とか、沢山助けられた．．．！！
初めはきついかな？と思いましたが思わずクンクンしてしまっているくらい気に入っています！
ジョーマローンと気分でわけてつけています！
柑橘系の香りは主張が強すぎるとキツく感じるところが苦手だったのですが、ネロリは軽めに香るので夏でも気軽に使えちゃいます。
ネガティブな口コミではもう少し香りに強さが欲しいという内容がありましたが、
初めはきついかな？と感じた方もいらっしゃいました。
香り方は好みに合わせてデザインできます。
纏う場所を工夫したり、
香りの奥行きなど印象を高めたい方は、
ボディローションなどをつけて上から纏うと
香りの奥行きがアップしたり香り持ちがよくなります。
ロードネロリとオーデサンス・オイエドとの違いは？
Diptyqueの中の柑橘系の香りと比較していきます。
オーデサンス
オーデサンスは使用されているエッセンスを見ると、柑橘の枝や、花、果実が使用されています。
香りは鋭いフレッシュさより、エアリー感含む層を感じるフレッシュさに、グリーンの側面と
爽やかなフローラルを感じる香りです。
ロードネロリの方が時間経過後に重さを感じる印象です。
爽やかながら品の良さも欲しい方ならオーデサンス。
ギャップも取り入れた爽やかさならロードネロリがオススメです。
オーデサンスについて詳しく知りたい方はこちらも見てみてください。
オイエド
柑橘の皮のビターさとジューシーさも感じられる香りです。
よりカジュアルな印象があります。
ムエットで試した時と、
実際にお肌の上で試した時の香りが思いのほか違うので、
お肌の上で試してからの購入がオススメです。
ネロリとは？
ビターオレンジの木になるお花で、
水蒸気蒸留法で抽出された香料をネロリと呼びます。
（溶剤抽出法での抽出はオレンジブロッサム）
フローラルの香りの中では爽やかで、香りに明るい印象を添えてくれます。
その名はイタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアから
由来すると言われています。
公妃が革製の手袋の臭い消しに愛用していた香料とも言われています。
ちなみに、現在香りの都と言われている南フランスのグラースは
もともと革製品の生産が盛んな地でしたが、
その皮の匂い消しに使用するための香料を抽出するための
植物の生産が盛んになり、
現在では気候の良さなどの条件もあって
香りの都と呼ばれるまでになりました。
グラースにはシャネルやディオールの香水に使用する為のお花を栽培する
お花畑もあります。
ロードネロリ纏い方
香りが程よく拡散しますので、
使い始めは左右の手首、もしくは
手首から肘の内側にかけての真ん中を狙って１プッシュずつ。
香りの移り変わりやお肌へ残る香りをたしかめて
物足りない時はもう1プッシュずつプラスしてみてください。
柑橘系のエッセンスは香りの拡散力もありますので、
鼻から離れた腰のあたりや足首、膝の裏あたりに
お洋服を着る前に左右1プッシュずつして、
動いた時に感じる香りを楽しむのもGOODです。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
フレッシュ系の香りを比較した記事も書いていますので
よろしければ見てみてください。
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