ウッディ系の香水と聞いて、皆さんはどんな情景を思い浮かべますか?
ミルキーで温かみのあるサンダルウッドや、鉛筆の削り屑のようにドライで爽やかなセダーウッド。
これらは言わば、ウッディノートの「王道」です。
しかし、ディプティックのヴェチヴェリオ(Vetyverio)が主役に据えたのは、
それらとは一線を画す「木の根」であるヴェチヴァーでした。
ヴェチヴァーといえば、本来は大地を思わせる力強い土っぽさや、
どこか渋みのある無骨な印象が持ち味。
ですが、ディプティックはこの素材をそのままでは終わらせません。
ヴェチヴェリオは、そんなベチバーの力強さを活かしつつも、
驚くほど華麗で洗練された雰囲気へと昇華させているのです。
なぜ、この香りは「土の香り」なのにここまでエレガントなのか。
他の人気ウッディ系(オルフェオン、タムダオ、ボワコルセ)と比較しながら、
その正体を紐解いていきます。
② ヴェチヴェリオ(Vetyverio)の香りの特徴
【試した日の前提情報】
・2月の曇った日の朝7時位
・室内で
・右腕の内側にスプレー部分を15センチほど離して1プッシュ
・体温はだいたいいつも36.5度から36.8度ほど
スプレーすると、高いトーンを感じるウッディの爽やかさが、
ドライで少し篭った印象の香りと併せて広がります。
亜熱帯地方を感じるような植物の生命力を美しく感じるような景色です。
一般的にミドルノートと言われる部分が出始める10分ほどにはフローラルの少し甘く華やかな香りが出てきて
印象の移り変わりがはっきりと感じられます。
その後若干ドライで甘さが控えめなフローラルの香りが全面に出てきて気がつくとフワッと香ります。
私の肌では4時間半ほどの持続でした。
③ 【比較表】ディプティック「4つのウッディ」の違い
| 香りの名称 | 主役のエッセンス | 香りの印象 | 重さ(濃度感) | おすすめのシーン |
| オルフェオン | シダーウッド・ジュニパーベリー | パウダリー・モダン 石鹸のような清潔感とタバコの残り香。 | ★★★★★ (一番重厚) | 夜のお出かけ、ドレスアップ、冬 |
|---|---|---|---|---|
| ボワコルセ | サンダルウッド・コーヒー | クリーミー・ビター 樹皮の温かみと焙煎された深み。 | ★★★★☆ (重め) | リラックスタイム、秋・冬 |
| タムダオ | サンダルウッド・セダー | 静寂・寺院 雑味のない神聖な木の香り。 | ★★★★☆ (重め) | 集中したい時、自分と向き合う時 |
| ヴェチヴェリオ | ヴェチヴァー・ローズ | 透明感・華麗 土っぽさを昇華させた瑞々しさ。 | ★★★☆☆ (軽やか) | オフィス、春夏、日常使い |
- 「重さ」のレイヤーで選ぶ: 「最も重厚でドラマチックなオルフェオンを頂点に、瞑想的なタムダオと新作ボワコルセが中間の安定感を支え、ヴェチヴェリオが最も軽やかでデイリーに使いやすい、というグラデーションになっています。」
- ヴェチヴァーの独自性を強調: 「王道のサンダルウッド(タムダオ、ボワコルセ)やシダー(オルフェオン)とは異なり、根の素材であるヴェチヴァーを主役にしたヴェチヴェリオは、ウッディ系の中でも最も『肌馴染みが良く、湿気のある日本の気候に合う』一本です。」
④ ヴェチヴェリオ vs 人気3種:あなたならどれを選ぶ?
- vs オルフェオン: 「清潔感」重視なら?
- vs タムダオ: 「寺院のような静寂」か「都会的な洗練」か?
- vs ボワコルセ: 「最新作の奥行き」か「軽やかな多面性」か?
⑤ ヴェチヴェリオを最大限に楽しむ付け方・レイヤリング
- 香りが爽やかさをもって広がるので手首、もしくは手首より肘の内側寄りの
腕の内側に肌からスプレー部分を10センチ以上離してプッシュすると
程よい香りの距離感で楽しめます。
つけてすぐは若干印象的ですのでお出かけの10分前くらいつけるのがおすすめです。
⑥ まとめ:ヴェチヴェリオがおすすめな人
ヴェチヴェリオは、ディプティックのウッディ系の中でも「最も多面的で、まとう人を選ばない」柔軟さを持っています。特に以下のような方には、唯一無二のパートナーになるはずです。
1. 「脱・おじさん見え」するベチバーを探している方
ベチバー主役の香水は、往々にして「渋すぎる」「年配の男性っぽい」という印象を与えがちです。しかし、ヴェチヴェリオはローズやグレープフルーツを巧みに合わせることで、ベチバーの力強さを**「都会的な洗練」**へと見事に昇華させています。
- ターゲット: ベチバーの香りは好きだが、もっとモダンで軽やかにまといたい男女。
2. オフィスや日常使いで「品格」を出したい方
オルフェオンが「夜のムード」を、タムダオが「静寂の瞑想」を得意とするなら、ヴェチヴェリオは**「信頼感のある日常」**に寄り添う香りです。
- ターゲット: スーツスタイルや清潔感のあるシャツスタイルに合う、知的で落ち着いた香りを求めるビジネスパーソン。
3. 甘すぎない「フローラル×ウッディ」を好む方
「花系は甘すぎて苦手、でも木だけだと無骨すぎる」というワガママな願いを叶えるのがこの一本。木の根(ヴェチヴァー)と花(ローズ)の絶妙なバランスは、ユニセックスで使える**「甘くない華やかさ」**を演出します。
- ターゲット: 性別を問わず、自分だけのシグネチャーセント(象徴的な香り)を探している方。
4. シーンを選ばず、一年中愛用したい方
重厚なボワコルセやオルフェオンは、夏場には少し重く感じることもあります。対して、ヴェチヴェリオ(特にオードトワレ)は瑞々しさが際立つため、日本のジメジメした夏でも心地よく纏える稀有なウッディ香水です。
- ターゲット: お気に入りの一本を、季節を問わず通年使い続けたいミニマリストな方。
最後にプチ情報
愛用されている芸能人として
韓国出身の人気歌手兼俳優の、元NU’ESTの「ミンヒョン」さんという
清潔感のあるアーティストが愛用しているという噂もあります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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