シティ エクスクルーシブ コレクションは、本来インスピレーション源の都市でしか買えない香り。
毎年9月の1ヶ月間だけ、日本のルラボ店舗と公式オンラインショップで購入できます
(オスマンサスは通年、京都店舗で購入可)
(1.5mlのディスカバリーサイズは8月から)
2026年は9月1日に発売され、9月30日に販売を終了しました。
オスマンサス19は、最終日までディスカバリーサイズを含めて在庫がありました。
(9月30日20時点)
スプレーした瞬間は、ジャスミンのような繊細なフローラル。
数分でスパイスが重なってクリーミーになり、10分後にはレザーの渋みがそっと顔を出します。
甘いキンモクセイを想像して試すと、いい意味で裏切られる香り。
それがルラボの京都限定「オスマンサス19」です。
ディスカバリーサイズを肌にのせて確かめた香りの変化と、2026年の販売期間・買える店舗までまとめました。

「オスマンサス19とは|京都から生まれた、日本で2作目のシティ エクスクルーシブ」
ルラボにとって日本初のシティ エクスクルーシブは、東京の香り「ガイアック10」。その誕生から16年後の2024年、ついに日本の都市から2作品目が生まれました。それが京都の香り「オスマンサス19」です。
東京に続く京都という選択は、日本のルラボファンにとって格別の嬉しさがあります。古都の美意識と、ルラボの哲学が交わったこの香りを、深掘りしていきます。
著者紹介:
「香水を含む美容業界に20年以上。フレグランスエキスパートの資格を持ち、
お試しサイズを含め220種以上を自腹で購入してきました。
実際に肌で試した感覚をもとに書いています。」——詳しいプロフィールは記事末尾へ
オスマンサスとは
オスマンサス(木犀)は、秋に小さなオレンジ色や白い花を咲かせる植物です。
日本でも「キンモクセイ」として親しまれており、甘くフルーティーな香りが特徴です。
アプリコットや桃のような瑞々しい甘さと、かすかなスパイシーさを持つことから、香水としても人気の高い香りです。
ルラボのオスマンサス19はそんなオスマンサスを19種の香料で表現した、京都からインスパイアされた一本です。
公式サイトより
「早冬、ほとんどの植物が休眠する中、庭師たちはオスマンサスの花の訪れを待ちます。目を離すと見逃してしまう——その儚い開花と、神秘的で官能的な香りを閉じ込めました。京都のための俳句のような香り。」
オスマンサス19 基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売年 | 2024年(日本で2作目のシティ エクスクルーシブ) |
| 都市 | 京都 |
| 種類 | オード パルファム |
| 香調 | オリエンタルフローラル |
| トップノート | フランキンセンス(乳香)、ラベンダー |
| ミドルノート | オスマンサス(金木犀) |
| ベースノート(ラストノート) | ウッディノート、レジン |
| サイズ | 1.5ml / 15ml / 50ml / 100ml |
| 調香師 | 非公開 |
| 販売時期 | 京都の直営店は通年/その他は毎年9月の1ヶ月間 |
ルラボのネーミングルールにある通り、名前の数字「19」は使用されている香料の数を表しています。
オスマンサス19 どんな香り?

ディスカバリーサイズで実際に肌の上で試しました。
スプレーするとジャスミンのような繊細なフローラルがふわりと広がります。
その後、角を落としたスパイスのようなアクセントが重なり、その2つが調和した箇所がキャンドルのようにクリーミーに感じます。
フルーティー感のあるスパイシーさが心地よく、重さはないのに存在感があります。
10分ほどするとさらに変化が訪れます。
クリーミーさは維持しつつも、レザーのような渋みがそっと顔を出してきます。
甘くフルーティーなオスマンサスのイメージで試すと、この展開は良い意味で期待を裏切られます。
フローラルの柔らかさにレザーの知性が加わることで、一気に香りの奥行きが増す瞬間が本当に素敵な一本です。
香りの変化まとめ
| 時間 | 香りの印象 |
|---|---|
| つけた直後 | ジャスミンのような繊細なフローラル |
| 数分後 | 角を落としたスパイスのアクセントが重なりクリーミーな調和へ |
| 10分ほど | クリーミーさを維持しつつレザーっぽさが出てきて奥行きが増す |
| それ以降 | それぞれの香りの突出がなくなってきて、香りの柔らかな面は控えめに。少し硬質的になってくる |
アクアディパルマのオスマンサスと比べると?
同じオスマンサスを主役にした香りとして、アクアディパルマのオスマンサスと比較しました。
| 比較項目 | ルラボ オスマンサス19 | アクアディパルマ オスマンサス |
|---|---|---|
| 全体の印象 | 冷静で知性のある雰囲気 | グッとキャンディっぽく甘く誘惑的 |
| 甘さ | 控えめ・スパイシーさが引き締める | しっかりした甘さ・フルーティー |
| 個性 | レザーとフローラルのギャップが面白い | 親しみやすく明るい甘さ |
| 向く人 | 個性派・香水上級者 | 甘い香りが好きな方・初心者にも |
| 向くシーン | 秋冬・自分時間・夜のお出かけ | 春夏・デイリー・オフィス |
オスマンサスという同じ花を主役にしながら、これほど異なる香りになるのが香水の面白さです。
「甘くキャンディっぽいオスマンサスが好き」な方はアクアディパルマ、「オスマンサスを知的でシャープに纏いたい」方はルラボが向いています。
オスマンサス19とガイアック10の違い|日本の2都市を比べる
オスマンサス19とガイアック10の違い|日本の2都市を比べる
ルラボの日本のシティ エクスクルーシブは、2008年の東京「ガイアック10」と、2024年の京都「オスマンサス19」の2つだけ。同じ日本の都市から生まれながら、まったく違う顔をしています。
| 比較項目 | オスマンサス19(京都・2024年) | ガイアック10(東京・2008年) |
|---|---|---|
| 香調 | オリエンタルフローラル | ウッディムスク |
| 香料の数 | 19種 | 10種 |
| 主な香料 | オスマンサス、フランキンセンス、ラベンダー | ガイアックウッド、ムスク4種、シダー、オリバナム |
| つけた瞬間 | ジャスミンのような繊細なフローラルがはっきり立つ | 香りが掴みにくい。ホワイトムスクが先に出るため |
| 開き方 | 数分でスパイスが重なり、10分でレザーへ。変化が早い | 3分弱でスモーキーに。体温でゆっくり開いていく |
| 中盤から後半 | クリーミーさにレザーの渋みが加わり、知的な表情へ | 土っぽいウッディから、ツヤっぽいフェミニンさへ |
| 通年で買える街 | 京都 | 東京 |
面白いのは、この2つが逆方向にすれ違うことです。
東京のガイアック10は、ウッディという骨太な入口から始まって、時間をかけてツヤっぽいフェミニンさにたどり着きます。
京都のオスマンサス19は逆。繊細なフローラルで始まり、10分後にはレザーの渋みが顔を出します。
片方は硬さから柔らかさへ。もう片方は柔らかさから硬さへ。
開き方も対照的で、ガイアック10はスプレーしたてが掴めず、体温でゆっくりと開いていく香りでした。
オスマンサス19は最初からはっきり香って、そこから表情を変えていきます。
静かに始まる東京と、はっきり始まる京都。
私の感じる都市のイメージと重なる部分があります。
もうひとつ気づいたことがあります。
ガイアック10の「オリバナム」は、
オスマンサス19のトップにある「フランキンセンス(乳香)」と同じ樹脂です。呼び名が違うだけ。
日本の2つの都市を描くのに、ルラボはどちらにも乳香を選んでいる。
お香の記憶を持つ国だから、と考えると腑に落ちます。
こんな人におすすめ

✅ キンモクセイ・オスマンサス系の香りが好きな方
✅ 甘すぎず、知的で個性的な香りを探している方
✅ 香りの変化(ギャップ)を楽しみたい方
✅ 人と被りにくい京都限定の香りを纏いたい方
✅ レザー系の香りに興味があるがいきなりは不安な方
オスマンサス19の口コミ・評判

オスマンサス19の評価は、きれいに二つに割れます。
寄せられている声を整理したうえで、なぜ割れるのかを香りの構成から説明します。
高く評価されている点
- 静けさ。 古いお寺の中に佇むような、落ち着いた空気を感じるという声
- 樹脂とスモークの質感。 フローラルでありながら、クリーンで官能的という評価
- 瞑想的、禅的という言葉で語られること
期待とずれたという声
- キンモクセイそのものの甘さを想像すると、印象がかなり違う
- フランキンセンス(お香)が前に出て、フローラル感が控えめに感じられる
なぜ評価が割れるのか
理由は、香りの構成そのものにあります。
名前は「オスマンサス」。
けれどトップに置かれているのは、フランキンセンスとラベンダーです。名前と第一印象が一致しない設計になっています。
これはルラボがずっとやってきたことです。
アルデヒド44も、ヴァイオレット30も同じ。
名前を裏切ることで、名前ではなく香りそのものに向き合わせる。
つまり、評価が割れているのではありません。香りそのものに向き合うように作られているのです。
私自身、スプレーした直後に感じたのはジャスミンのような繊細なフローラルでした。
キンモクセイではありません。
そして10分後には、レザーのような渋みが顔を出します。
甘いオスマンサスを探している方には、確かに別の香りに感じられると思います。
だからこそ、1.5mlのディスカバリーサイズで確かめる価値のある一本です。
評価が割れる香りほど、最後は自分の肌でどう感じるか確かめる必要があります。
同じく名前を裏切る1本
▶︎ 「アルデヒド44」のレビュー記事はこちら
オスマンサス19はどこで買える?販売店舗と2026年の販売期間
2026年は9月30日まで、全国のルラボ直営店と公式オンラインショップで購入できます。
そして京都の2店舗だけは、通年で取り扱っています。
京都の直営店なら通年買える
| 店舗 | 住所エリア |
|---|---|
| LE LABO 京都新風館 | 中京区・新風館内 |
| LE LABO 京都町家 | 中京区・木屋町通 |
京都の香りは、京都で買う。旅行や出張の予定がある方は、9月にこだわらず現地で出会う。スタッフの方のストーリーと共に迎えるという選択もあります。
2026年9月30日まで購入できる店舗(全国)
| エリア | 店舗 |
|---|---|
| 東京 | 銀座SIX/代官山/青山/原宿/NEWoMan/丸の内/渋谷PARCO/下北沢/二子玉川/六本木 |
| 名古屋 | タカシマヤ ゲートタワーモール |
| 福岡 | LE LABO 福岡 |
| オンライン | ルラボ公式オンラインショップ |
百貨店は取り扱いが限られます
- 1.5mlのディスカバリーサイズ・ディスカバリーセットは、百貨店では取り扱いがないようです
- 新宿伊勢丹・大阪高島屋・梅田阪急は一部ラインナップ(50ml中心)のみの取り扱いです
サイズと価格
| サイズ | 価格 | 販売時期 |
|---|---|---|
| 1.5ml(ディスカバリー) | ¥1,760 | 8月〜9月 |
| 15ml | ¥22,990 | 9月1日〜9月30日 |
| 50ml | ¥52,250 | 9月1日〜9月30日 |
| 100ml | ¥76,560 | 9月1日〜9月30日 |
はじめての方は、まず1.5mlのディスカバリーサイズを。この香りは10分後に表情が変わるので、肌の上で確かめてから決めることを強くおすすめします。
公式での価格は1.5mlで1,760円ですが、9月以外は手に入りにくく、
楽天のショップでは3,000円台で出ていることがあります。
公式ではなくショップの出品なので、価格と在庫はリンク先で確認してみてください。
オスマンサス19 纏い方
スプレーしたての印象と10分後の印象がかなり異なる香りです。
購入を検討している方は必ず10分以上肌の上で試してから判断することをおすすめします。
纏う際は左右手首の肘の内側へ5センチほど寄ったところへプッシュしてください。
スプレーする時はお肌からスプレーを10センチほど離してあげると、広がったスプレーの霧を面で捉え美しく香ります。
主張はしない香りですので、オフィスでも使えます。
よくある質問(FAQ)
オスマンサス19のよくある質問
Q. 9月を過ぎたら買えませんか?
京都の直営店(京都新風館・京都町家)では通年取り扱いがあります。
それ以外の店舗と公式オンラインショップでは、次の購入機会は翌年9月です。
Q. キンモクセイの甘い香りを想像していますが、その通りですか?
いいえ。フランキンセンスとレザーの骨格があるため、想像より甘くありません。
「キンモクセイの香水」を探している方は、期待とずれる可能性大です。
Q. メンズでも使えますか?
使えます。フェミニンさや華やかさはほぼ感じない香りで、ユニセックスな香りです。
Q. ディスカバリーサイズはどこで買えますか?
1.5mlのディスカバリーサイズは8月から、公式オンラインショップと直営店で購入できます。百貨店では取り扱いがありません。
Q. 値段はいくらですか?
1.5mlが1,760円、15mlが22,990円、50mlが52,250円、100mlが76,560円です。
Q. どんなシーンに向きますか?
主張の強い香りではないので、オフィスでも使えます。秋冬の夜のお出かけや、自分のための時間にとくに合います。
まとめ
ジャスミンのような繊細なフローラルから始まり、クリーミーなスパイス感を経て、レザーのような知性が加わるという展開は「期待の裏切り方がめちゃくちゃ素敵」な香りです。
甘いオスマンサスを想像してスプレーすると良い意味で驚かされますが、その驚きこそがこの香りの真骨頂。
香料同士が溶け合い、お互いを引き立て合いながら
ひとつの心地よさへと昇華していく——
そんな美しい瞬間を体験できる、香水上級者にこそ試してほしい一本です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
その他のシティエクスクルーシブコレクションについても書いていますので、よろしければ見てみてください。




H2:この記事を書いた人
Hana|
香水を含む美容業界に20年以上携わってきました。香りの奥深さに魅了されて学び続け、フレグランスエキスパートの資格を取得しています。
お試しサイズを含め、これまでに220種以上の香水を自身で購入。1,000人以上の方の香り選びをお手伝いしてきました。
香水は、店頭で数秒嗅いだだけでは分かりません。
肌にのせて、時間をかけて変わっていく様子まで見届けて、その香りが好みか、自分の体温と合うか
どうかが見えてきます。オスマンサス19を「10分以上試してから判断してください」とお伝えしているのも、そのためです。このサイトでは、実際に自分の肌で試した感覚をもとに、初心者の方でもスムーズにパーソナルな香り探しができるよう、香りにまつわるあれこれを書いています。
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