「いつかは手に入れたい」と憧れる、世界で最も有名な香水シャネルの「N°5(ナンバーファイブ)」。
そんな名香が、**2026年1月28日より価格改定(値上げ)**されることが発表されました。
シャネルの価格改定は近年毎年実施され、旧価格と新価格の差も大きくなっており、
「あの時買っておけばよかった……」と後悔する方も少なくありません。
しかし、N°5には「パルファム」や「ロー」など複数の種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
本記事では、価格改定の詳細から、全5種類の香りの違い、
そして**「後悔しない1本の選び方」**を徹底解説します。
値上げ前の今こそ、運命の1本を見つけましょう。
著者について

香水を含む美容業界に20年以上いながら
奥深い香りの世界に魅了され、フレグランスエキスパートの資格を取得。
1000人以上の方に香水選びのカウンセリングを実施してきました。
また、自分自身でもお試しサイズも含め200種類以上の香水を購入し
実際に試した感覚をもとに記事を書いています。
シャネルのN°5は何故いつの時代も有名なままなの?
1921年に誕生したN°5は、香水界における**「革命」**でした。
それまで主流だった、1種類の花(バラやスミレなど)を模したシンプルな香りとは一線を画し、
80種類以上の天然香料と合成香料を組み合わせた「抽象的な香り」として生み出されたのです。
No.5が伝説となった3つの理由
N°5が伝説となった理由は、主に3つあります。
①名前とボトルの引き算
デコラティブなボトルが主流だった時代に、
実験室のサンプルのようなシンプルな角瓶と、「5番(N°5)」という数字だけの名前を採用。
ボトルではなく、中の香水(=本質)が主役という表現でもあります。
このミニマリズムこそが、100年以上色褪せないタイムレスな魅力の源泉となっています。
②世界初の「アルデヒド」の魔法
当時、誰も成し得なかった合成香料「アルデヒド」を多く配合。
これにより、石鹸のような清潔感と、パッと光が差し込むような輝きを香りに持たせ
複数の花の香りを美しく束ねる事に成功しました。
③「女の香り」の定義を塗り替えた
ココ・シャネルは「バラのような香りではなく、女性そのものの香りがする香水が欲しい」と望みました。
貴族が好んだ花の香りと、当時タブー視されていた濃厚なムスクの香りを絶妙なバランスで調和させ、
自立した新しい女性像を香りで表現したのです。
ラグジュアリーブランド比較
ファッションメゾンから香水を出すという事がほぼない時代に先駆けて香水を発表したのがシャネルです。
以下現代においても有名なラグジュアリーブランドの香水初発売の比較です。
| ブランド | 香水誕生年 | 最初の香水名 | N°5誕生(1921年)からの経過年 |
| CHANEL(シャネル) | 1921年 | N°5 | – |
| LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン) | 1927年 | ウール・ダブサンス | 6年後 |
| DIOR(ディオール) | 1947年 | ミス ディオール | 26年後 |
| HERMÈS(エルメス) | 1951年 | オードゥ エルメス | 30年後 |
| LOEWE(ロエベ) | 1974年 | エル デ ロエベ | 53年後 |
| GUCCI(グッチ) | 1976年 | グッチ No.1 | 55年後 |
最初の香水の名前にブランド名を入れていないところ、他ブランドの成功を見てから始めたのではないところ1921年に発表されたシャネルの「N°5」がいかに先駆者であり、香水界のスタンダードを作り上げたかがわかります。
「N°5」:シャネルが香水界の頂点であり続ける3つの理由
シャネルが世界で最も価値のある香水ブランドとされるのは、単に有名だからではありません。
100年以上、一度も揺らぐことのなかった「圧倒的なプライド」があるからです。
1. 「ブランド名」を冠さないという、絶対的な自信
ブランド初の香水を発売する際は「ブランド名+シグネチャー」といった名前の香水が主流ですが、
シャネルは違いました。
1921年、ブランド初の香水に与えた名は、無機質な数字である**「N°5」**。
そこには、「ブランドの名前で売るのではない。この香りそのものが、シャネルというスタイルを証明する」というココ・シャネルの強烈な自負が込められていました。
飾り立てることを嫌い、本質だけで勝負する。この引き算の美学
そして香水をファッションブランドが手がけたのは、
単なる飾りや利益を追い求める為に始めたのではない事が感じられ
それこそがシャネルの香水創りへのプライドの原点です。
2. 「流行」を追わない。流行を「創る」先駆者の矜持
前述の比較表が示す通り、他のハイメゾンが香水の成功を確信してから市場に参入する数十年前、
シャネルはすでに未知の領域へ踏み出していました。
「誰かの後を追う」のではなく、常に「誰も見たことがない道を作る」。
N°5は、他ブランドの成功を見て戦略的に発売されたものではなく、
ココ・シャネル自身の直感と「新しい女性像を創る」という情熱のみで誕生しました。
このパイオニアとしての精神が、100年経ってもN°5を「古臭いもの」ではなく「常に新しいもの」として輝かせているのです。
3. 「廃盤がない」という、驚異の責任感
香水業界では、売上が落ちれば廃盤になり、新作に入れ替わるのが常識です。
しかし、シャネルが「定番」として世に送り出した香水は、今日まで一つも廃盤になっていないと言われています(限定品を除く)。
これは、一度世に出した香りに対して最後まで責任を持つという、作り手としての究極の誠実さの表れです。 「一度愛した香りが、ある日突然なくなることはない」 この安心感こそが、
シャネルとユーザーを結ぶ固い信頼の証。
価格改定を経てもなお、人々がシャネルを買い続けるのは、
そのボトルに**「裏切らない価値」**が詰まっていると知っているからです。
シャネルN°5「全5種類」の違いを徹底比較
N°5という名前は同じでも、種類によって香りの構成や濃度が全く異なります。
比較表の下では詳しく解説しています。
| 種類 | 香りの特徴 | 持続性・拡散力 | おすすめの利用シーン |
| パルファム | 最も贅沢。ジャスミンとローズがに香る。 | 非常に長い・自分のパーソナルスペースにだけ広がるイメージ | 毎日、一生モノの1本として |
| オードゥ パルファム | フローラルの印象、華やかさが高く香る。 | 長い・周りの方にも感じてもらえる | お出かけ、自分へのご褒美 |
| オードゥ トワレット | 軽やか。サンダルウッドが際立つ。 | 普通・つけてから2時間あたりがピーク | デイリー使い、上品に見せたい時 |
| ロー(L’EAU) | 透明感を纏え失敗せずに纏える | やや短い | 仕事中、初心者、春夏シーズン |
| オープルミエール | エアリーなのに豊か。軽やかさと質の良さ両方感じられる | 長い | デート、きつい香りが苦手な人 |
それぞれについて解説
No.5香水
1921年No.5の中で1番最初に発売したのが香水です。
シャネルの初代調香師エルネスト・ボーによって誕生しました。
香料のメッカといわれる南仏グラースで採れた最上級のジャスミンのまろみのある香り立ちを愉しめます。
アルコール配合量が1番少なく、
拡散性が低いので自分と親しい人とだけでパーソナルに愉しめる香りの広がり。
公式サイトでは欠品の状態が続いていますが、
一部情報ではボトル製造元が決まり順次再導入されるとのことです。
※ 香水は価格改定一覧表に載っていなかった為改定対象製品から外れている可能性が高いです
No.5オードトワレ
香水誕生から3年後に初代調香師「エルネストボー」が手掛け発売しました。
No.5の中ではウッディの印象が最も高く
ローズやジャスミンのフローラルがふんわりヴェールのように香ります
気温の上がる季節でも重くなりすぎず、知的な大人の余裕を演出してくれます。
※ 50ml、100mlサイズは価格改定一覧表に載っていなかった為改定対象製品から外れている可能性が高いです
| 製品名 | 容量 | 旧価格 (税込) | 新価格 (税込) | 差額 (値上げ幅) |
| パース スプレイ | 20mL×3 | 18,260円 | 20,460円 | +2,200円 |
| パース スプレイ(リフィル) | 20mL×3 | 15,180円 | 17,490円 | +2,310円 |
No.5オードパルファム
1986年シャネルの3代目調香師「ジャックポルジュ」が手がけ誕生した香りです。
香水のようにフローラルの印象が高く香り、
香水より拡散するのでより印象を豊かに表現したい方におすすめです。
(ジャックポルジュは世界3大調香師の一人ともいわれています)
| 製品名 | 容量 | 旧価格 (税込) | 新価格 (税込) | 差額 (値上げ幅) |
| N°5 オードゥ パルファム | 50mL | 17,600円 | 20,570円 | +2,970円 |
| N°5 オードゥ パルファム | 100mL | 24,200円 | 28,270円 | +4,070円 |
No.5オープルミエール
2008年に誕生したNo.5
グラース産のジャスミンなど香料の質の高さはそのままに
エッセンスの重たい部分を軽やかにし、
香りの完成度キープしながらエアリーに仕上がっているNo.5です。
オードパルファムに続き手がけたのは「ジャックポルジュ」です。
| 製品名 | 容量 | 旧価格 (税込) | 新価格 (税込) | 差額 (値上げ幅) |
| N°5 オープルミエール | 50mL | 17,600円 | 20,020円 | +2,420円 |
| N°5 オードゥ パルファム | 100mL | 24,200円 | 28,270円 | +4,070円 |
No.5ロー
2016年4代目専属調香師のオリヴィエポルジュによって誕生した香り。
これまでNo.5になかったシトラスノートが加えられ、透明感高まる香りに。
リキッドのカラーも透明で香りと視覚がリンクするクリアで清らかな雰囲気です。
| 製品名 | 容量 | 旧価格 (税込) | 新価格 (税込) | 差額 (値上げ幅) |
| N°5 ロー | 50mL | 17,600円 | 20,020円 | +2,420円 |
| N°5 ロー | 100mL | 24,200円 | 27,610円 | +2,860円 |
| ツイスト& スプレイ | 20mL×3 | 21,120円 | 23,980円 | +2,860円 |
| ツイスト& スプレイ(リフィル) | 20mL×3 | 17,600円 | 20,020円 | +2,420円 |
3. 目的別・失敗しない「選び方」のガイド
初めて買うなら「N°5 ロー(L’EAU)」
「5番は香りがきつい」というイメージを覆したのが2016年に登場したこの「ロー」です。
シトラスの爽やかさとホワイトムスクの清潔感が際立ち、
**「シャネルの香水で一番使いやすい」**との声も。
年代に囚われずデイリー使いに最適です。
「シャネルの女」を体現するなら「オードゥ パルファム」
マリリン・モンローが愛した香りのDNAを最も強く感じるのがこちら。
アルデヒドの華やかさが特徴で、ドレスアップした日はもちろん、
あえてTシャツとデニムに合わせるのも大人の余裕を感じさせます。
癒やしと柔らかさを求めるなら「オープルミエール」
「パルファムは少し重いけれど、ローよりも深みが欲しい」というワガママを叶えてくれる名作です。
バニラやムスクが優しく香り、エアリーな軽やかさを纏えます。
究極のラグジュアリーを密やかに愉しむなら「香水」
一滴で鼻の奥をまろやかに抜ける極上の香りが、
他ではできない体験を与えてくれます。
香りのう移り変わりを楽しめ物語が肌の上で展開されるかのようです。
香りの広がりが1番控えめなので、初めて香りを使う方に1番おすすめしたいのが
実は「香水」です。
4. 損をしないための買い方と注意点
価格改定直前の1月中旬以降は、オンラインショップや百貨店で**欠品(在庫切れ)**が相次ぐことが予想されます。
パルファム=(香水)は現在オンラインでは既に品切れです。
- 早めの確保: 1月初旬〜中旬までには決断するのが賢明です。
また、百貨店それぞれのポイントはお得に購入できる方法で1番かと思いますので、
使ってみるのもひとつです。
ポイント: シャネルの香水は、一度買うと数年は持ちます。「数千円の差」と思っても、この先何度も使うことを考えれば、値上げ前に手に入れておくメリットは非常に大きいです。
まとめ
シャネルのN°5は、単なる香水ではなく、纏うだけで圧倒的な自信をくれる存在です。
2026年1月28日からの値上げを、新しい自分への投資のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
まずは最も使いやすい**「N°5 ロー」や、王道の「オードゥ パルファム」**からチェックしてみてください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
No.5製品全ての価格改定についてはコチラの記事です↓↓



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