ご紹介する【オーモエリ】
こちらはディプティックの製品創りへの覚悟と
カスタマー、ひいては世界への深い愛情を感じられる物語のある香りです。
その秘密はオーモエリの香りの中心となる香料「イランイラン」にあります。
イランイランの産地であるモヘリ島は発展途上国です。
そんなモヘリ島の地域産業の活性化と生活向上の為
支援をしているのがディプティックとスイスに本社を置く香料会社ジボダン社です。
香水を手掛ける企業にとって
『香水』は
商品として数字を取りたい面もあり、
その企業を表現する作品でもあります。
数字だけを追うのであれば
人気のある香水を作り続け、売れなくなった作品は廃盤にする。
そんな方法もあります。
しかし、責任を持って香料の産地を支えているということは
その香料を使って香水を創る(簡単に廃盤にしない)
そんな覚悟を感じます。
その香りを気に入って愛用し続けるその人の人生への
責任(誠意と愛情)を感じます。
そんな面もディプティックの大きな魅力の一つです。
今回はそんな
【オーモエリ】
を深掘りしていきます。
ちなみに私がディプティックで初めて購入した香りでもあります。
ご紹介する私は
オーモエリ基本データ
基本情報
発売年:2013年
調香師:オリヴィエ・ペシュー
種類:オード・トワレ
香調:フローラル
サイズ: 100ml
グリーンでスパイシー、かすかにウッディで物憂げさも豊饒さも感じさせない香り。
コモロ諸島のモヘリ島に生い茂った緑の中で、黄色い花びらをした太陽のような小さい花『イランイラン』は、物憂げさも華やかさも見せず、偉大な自然のままの姿を現します。
公式サイトより
主要エッセンス
イランイラン / ピンクペッパー / ジンジャー / ベチバー
どんな香り?
スプレーすると摘みたてのようなフレッシュさとフローラルの豊かな香りがゆっくりと広がります。
鼻から抜ける香りの 憧れを想わせ、ふわりと甘さがあるお花の香りの心地よさは
カシミアのストールを頭からかぶったような、
そんな柔らかさに髪を撫でてもらったような心地よさです。
微かに青リンゴのようなジューシーなフルーティーさが現れ
10分ほどするとスパイシーさで引き立てられたフローラルが深みが増しフェミニンさが出てきます。
軽やかなコクを増しながら
そこから香りは大きく変化はせず、
お肌に溶け込みながら6時間ほど持続していきます。
纏った肌自体を嗅ぐと10時間近く経っても香りを感じられます。
オードトワレながら持続時間がしっかりとあります。
口コミまとめ
香りの印象
◉ 凛としたステキな女性が似合いそうな媚びない爽やかさ
◉ ポカポカの陽だまりのような優しい幸福感に溢れています。
◉ 華やかでエキゾチックな香り
◉ 一般的にイメージされるイランイランとは違いそんなに癖はない少し甘めな香りです。
ネガティブな口コミは?
◉ つけたてがペッパーが強めに感じた
◉ 南国調が強め
口コミでは過去のイランイランの香りの体験によって感じ方が大きく異なる印象の口コミでした。
イランイランの精油がお好きな方にはイメージが異なって感じるかと思います。
ディプティックのフローラル系3種どう違う?
ディプティックの中の人気が高いフローラル系
・ドソン
・オーローズ
と比較しました。
ドソンは気温の低く乾燥している季節、
温かみやコクのある甘さが安心感を感じさせてくれるような香りです。
オーローズは、日本で好みの方が多いフルーティさのあるフローラルの香りです。
オーモエリは甘さと爽やかさのバランスがちょうど二つの中間のイメージの香り立ちです。
実際にお肌で試して自身の体温との相性や好みを感じてからボトルを購入するのがおすすめですが
近くにお店がなかったり、忙しくて買いに行けないという方は
小分けのもでのお試しが便利です。
\持ち運びにも便利です/
オーモエリ魅力的な纏い方は?
香りの拡散は遠くにというよりはパーソナルスペースとその隣あたりまでに
しっかり目に届くような広がりですので
少量から試し、自身の好みや周りの反応を探っていくのがピッタリです。
お出掛けの際は左右腰のあたりに1プッシュずつ
もしくは腕の内側肘の内側よりに左右1プッシュずつで
お洋服を通して体温で温まった香りがフワッと立ってくる。
そんな纏い方がおすすめです。
私は眠る前なら両手首とパジャマを着る前に左右腰のあたり1プッシュずつ。
とたっぷり目に纏うのが好きです。
安眠香水をお探しの方はお試しいただきたいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
ディプティックの他の香りについても書いていますので
よろしければ見てみてください。
ちなみにディプティックの香水でどれにするか悩むという方は
オーローズ・オルフェオン・ゼラニウムオドラタを試してみてください。
1つはお気に入りが見つかるかと思います!
コメント