2026年1月価格改定｜【シャネル新作ブルードゥシャネルレビュー】レゼクスクルジフパルファム違いは？

2025-12-28

シャネルのメンズフレグランスにおけるアイコン
「ブルードゥシャネル（BLUE DE CHANEL）」。
その究極の形として、2025年9月に誕生したのが
**「ブルードゥシャネルレゼクスクルジフパルファム」**です。

既存のオードトワレやパルファムとは一線を画す、圧倒的な深みと渋み。
SNSでも「これまでのブルーとは別次元」と話題の本作を、実際に肌で試した筆者が徹底レビューします。
2026年1月に控えた価格改定の情報とあわせて、
その他のブルードゥシャネルラインナップとの違いまで徹底解説していきます。

著者について

香水を含む美容業界に20年以上いながら
奥深い香りの世界に魅了され、フレグランスエキスパートの資格を取得。
1000人以上の方に香水選びのカウンセリングを実施してきました。
また、自分自身でもお試しサイズも含め200種類以上の香水を購入し
実際に試した感覚をもとに記事を書いています。

1.ブルードゥシャネル・レゼクスクルジフパルファム基本情報

レゼクスクルジフパルファムのボトルは、一見すると既存の「ブルー」と同じに見えますが、
その手に取った時の**「重厚感」と「密度」**が格別です。

漆黒のスクエアボトル: 深夜の海を思わせる深いネイビー（ほぼ黒）のガラス。一切の無駄を削ぎ落としたスクエアなフォルムは、シャネルが重んじる「規律ある美しさ」を象徴しています。
マグネット式キャップ: シャネルのこだわりであるマグネット式のキャップ。閉める際の「カチッ」という手応えのある音と、ロゴが常に正しい位置に収まる設計は、日常の何気ない動作をラグジュアリーな儀式へと変えてくれます。
質感のコントラスト: 重厚なガラスの質感と、ミニマルなタイポグラフィの対比が、所有欲を強く満たしてくれます。

スプレーした瞬間、真っ直ぐなスモーキーさにレザー調の香りが鼻腔奥で開花します。

「ブルー」らしいキチンと感をベースにしつつ、より威厳のある雰囲気。
ユーモアのある側面もあり、
別荘で、暖炉を囲んで親しい仲間と会話をしてリラックスする贅沢な時間。
そんな景色が広がります。

肌に馴染んで10分ほど経つと、香りは驚くほどの変化を見せます。表層に現れるのは、まるで雲のように柔らかで軽やかな甘さ。しかし、その奥底（ベース）には、先ほどのスモーキーさや、少しクセのある心地よい苦味がしっかりと存在しています。

無垢な柔らかさを感じさせる甘さと、理性的でエッジの効いた苦味。この二面性が絶妙なバランスで共存し、纏う人のパーソナリティに深みと知的な余韻を与えてくれます。
それが忘れられない、忘れたくない存在感へと繋がります。

3時間ほどするとレザー調の印象が主役となりますが、体温に馴染んだレザーが
柔らかく気がつくと感じるという距離感で香ります。

角のない香り立ち： アルコール特有のツンとした刺激が一切なく、つけた瞬間から香りのエッセンスが丸みを帯びて雲や霧のように広がります。
「しっかり香るのに、嫌味がない」： 濃度は高いはずなのに、肌から自然に立ち上がるような、極めて上品な質感です。
纏ったばかりは印象がありますが20~30分ほどすると動く事で香るというほどに変化していきます。
至至近距離の自信： 強く主張しすぎるのではなく、ふとした瞬間に寄り添うように香るため、ビジネスシーンでもプライベートでも、自信を持って纏うことができます。

まさに「香りを纏う」のではなく、「香りに包まれる」ような贅沢な体験です。